ネオ・エポック俳句プロジェクト

2020年03月04日

2018年「女神舞う」により上村多恵子理事が提唱する、言葉がスパークし魂を響かせる新しい俳句スタイル。2019年「百鬼百魂」で波野仁が力作を発表。2020年にはコンテストを行いました2022年はダンテ・マッフィア賞を設け、コンテストを行います。人生を暮らしを豊かにトキメクものにするため普及を目指しています。

ダンテ・マッフィア賞を受賞しました!

2023年1月21日、京都市国際交流会館で行われたJUNPA詩歌祭で上村多恵子氏が「ネオ・エポック俳句の創成を称えダンテ・マッフィア賞が授与されました。」振り返れば正統俳句、連句の会で活躍されていた上村多恵子理事が、自らの進むべき俳句を従来の俳句の範疇を超えるネオ・エポック俳句を謳い、その作品を発表し、広げることにダンテ・マッフィア自身が標榜する「新俳句」に時期を同じくしており、俳句のカレントを作ったことが評価されました。

On January 21, 2023, at the JUNPA Poetry Festival held at the Kyoto City International House, Taeko Uemura was awarded the Dante Maffia Award for her work ``Creating Neo-Epoch Haiku.'' Looking back, Director Taeko Uemura, who was active in the orthodox haiku and renku association, decided that her future haiku would be neo-epoch haiku, which goes beyond the conventional haiku category, and announced and expanded her work. This coincided with the ``new haiku'' that he advocated, and he was praised for creating a haiku current.

女神舞う

オ・エポック俳句は、自由な発想で詠んだ17文字に沸々とエネルギーが充満し、鑑賞者の魂に火を点ける。そんな可能性を秘めた新しい短詩のひとつです。


 ガブリエル・ローゼンストック俳句集

  アイルランド語、英語、フランス語、ギリシャ語、日本語 マルチリンガル句集

 「揺する愛」 ガブリエル・ローゼンストック 俳句・短歌集

2023年、絵画や写真からインスピレーションを受ける俳句スタイルが氏によって創始されました。


波野仁ネオ・エポック俳句集『百鬼百魂』


ダンテ・マッフィア万句集より 選句集『夢を象る』

日伊バイリンガル

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第一回ネオ・エポック俳句コンテスト


第一席

   走馬灯  追っかける人  追われてる 

   岡秀一(一般)

第二席 同点2名

   爪、皮、髪、影、独りでも伸びる

   タニウチヒロシ

   搾取して  巨人が小人の  国を出る。

   下田喜久美

第三席

   野分後狂い始めるダリ時計

   マキ・スターフィールド

第四席 同点2名

   椋鳥の  影絵芝居の  紙障子

   清水崇彦

   花蜜吸う  ハチドリ映す  硝子窓 

   吉村侑久代

第五席

   ピンときて  ポンと手を打ち  パンを食う

   西村 明(一般)

第六席  

   京おどり  大丸買ってと  言った妓が

   竹谷博治(一般)

第七席

   来る五輪  サムライブルー  花と咲け

   国領紀嘉(一般)

選者の作品

上村多恵子(委員長、提唱者 句集「女神舞う」の著者)

罪と罰   岩窟王さま(モンテ・クリスト伯)   どちらもイヤ

さあ逃げろ 楽器に紛れ 箱の息 

波野仁(句集「百鬼百魂」の著者)

曇天の  逃げゆく雲よ   我が心

除夜の鐘   ゴーンゴーンと  鳴り響く

すみくらまりこ(翻訳家、ダンテ・マッフィア「千句集」、ガブリエル・ローゼンストック「銀の樺」「CHE」等多数。

心血の  文字が魂(こころ)を  転写する

詩は生木  朽ちて時が  薫らせる