Yoko Kumazawa (Japan)
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熊澤洋子
福岡県北九州市生まれ。3歳からバイオリンを始める。学生の頃に、東欧のロマ(これまでジプシ-と呼ばれて来た人々)の音楽に出会い、研究・演奏を開始。その後、ルーマニア・ブルガリアを始めとする東欧文化圏の多種多様な音楽に触れ、クラシック音楽とは異なる、地域性豊かなバイオリンの奏法やその魅力に焦点を当てた演奏活動を始めた。
2004年にはルーマニア・ブルガリアへ渡り、音楽の根ざす現地をフィールドワークし、造詣を深める。
又、ダンス音楽への関心から、東欧のフォークダンスの研究家や愛好家とのコラボレーション、中近東のベリーダンスのダンサーとの共演などの機会を持ち、さまざまな舞台、イベントで好評を得る。アラブの古典音楽等にも触れる機会を持った。
吹田メイシアター主催・ワールドミュージックシリーズ出演をはじめ、これらの地域性豊かな音楽を紹介するライブやコンサートを多数開催、小学校公演なども行っている。
近年は活動の場を海外にも広げて、2011年中欧スロヴァキア・ブラチスラヴァで開催された「ヤン・スムレク国際文学祭」への招聘を受け(国際交流基金採択プログラム)公演を行い、2018年にはスペイン・アルテアで開催された「Poetic Evening Concerts of Ithaca」へ招聘を受け出演。2019年9月にはルーマニアの音楽フェスティバルへの招聘も受けている。
一方、ジプシー・スウィングやジャズ、ロック、ポップス等でも、芦野宏氏、小曽根真氏、あがた森魚氏、高野寛氏、高木正勝氏をはじめとするさまざまなアーティストの舞台やレコーディングに参加し、ジャンルを超えた幅広い活動を全国で続けている。
2009年には松田健太郎監督の映画「憐れみムマシカ」の挿入曲の作曲・演奏なども担当し、作曲、制作活動なども盛んに行っている。
2003年には初のCD「ロマのうた」を「しげとくま」というユニットで発表。2008年に東欧・バルカン地方の民謡や舞曲を収録した1stソロ・アルバム「恋のうたが きこえる」、2014年に2ndソロ・アルバム「わたしをよぶ こえ」をリリース。いずれも好評を博している。
2014年冬に、京都北部の里山へ移住。日々、暮らしに近い音楽のあり方を探求している。