詩

生命の黄金比率

人生は長いようで短い

古くから言われていることだが

少年老い易く学なりがたし

しみじみと来し方を思う

大事にされた幼少期

楽しかった、十代

苦悩と苦難に満ちた

二十代、三十代

そして、今人生の黄金比率を

迎えようとしている

時代の転換期を

過ぎようとする、今

人生の転換期でもある

この瞬間

生命は限りなく

連続、流転する

しかし、このときから

新しい生命へと

生まれ変わる

人生の円熟が始まる

定められた到着点へ

ようと、再出発する。

　プロフィール

鈴木　公（すずき　あきら）は秋田生まれの詩人、現在も在住。新潟大学工学部中退。

日本国際詩人協会会員。

著書

『詩集　はぐれ雲』（2010)

『詩集　L字型の夢』(2012)

『白馬』(2013)

『悪魔に魂を売った男』(2014)

『詩集　冬の木立』(2018）

『詩集　春の営み』(2020）

『詩集　秋霜』(2022)

『詩集　四季の輝き』(2023)

Akira Suzuki is a poet born in Akita, where he lives. He studied in Niigata University's Faculty of Engineering. He is a member of Japan Universal Poets Association.

Authoring publication;

"Poetry collection Haguregumo" (2010)

"Poetry collection L-shaped dream" (2012)

"Hakuba white horse" (2013)

"The Man Who Sold His Soul to the Devil" (2014)

"Winter Grove" (2018)

"Poetry Collection: Spring Activities" (2020)

"Poetry Collection Autumn Frost" (2022)

"Poetry collection: Brilliance of the four seasons" (2023)